神奈川県西部に位置する、南足柄市。金太郎の故郷として知られるご当地には、
万葉集にも登場する京都、奈良と東国を結ぶ街道として栄えた「足柄古道」があり、
足柄峠、そして金時山(1213m)からは富士山を一望することができます。
金時山の他、明神ヶ岳(1169m)や矢倉岳(870m)、
そして滝行も体験できる夕日の滝は、周辺にキャンプ場が整備されており、
年間を通して様々なアウトドアが楽しめます。

春には早咲きの春めき桜、初夏には大雄山最乗寺の紫陽花、秋には紅葉、冬にはざる菊と、
花々や豊かな自然が織りなす彩り豊かな風景を、年間を通して見ることができます。
そんな南足柄市にあるのが、「臨済宗円覚寺派 祥龍山金剛寺」。
地蔵菩薩をご本尊とし、応永元年(1394年)に創建された由緒ある古刹です。
現在の本堂は瓦葺きですが、お寺のHPには茅葺きの本堂の写真があり、
現在の姿とはまた違う趣のある建物の様子を見ることができます。

春には白木蓮や桜に続き、4月下旬ころからは牡丹が可憐な花を咲かせ、
秋には銀杏の紅葉、そして冬は雪景色と、四季折々、様々な風景が楽しめます。
境内にはかわいらしい「わらべ地蔵」があちこちに見られ、ご近所の?猫さんもお散歩したり、
のんびりお昼寝している愛らしい姿も。猫好きさんにも気に入ってもらえるお寺ではないでしょうか。
【金剛寺HP】
https://www.shoryuzan-kongoji.jp/
こちら金剛寺では、宿坊としての利用、坐禅体験、写経体験ができます。
金剛寺での宿泊は、昔ながらの宿坊体験となります。
お風呂、夕食のご用意はありません。洗面用具や寝巻き、歯磨きやタオルなどは各自ご持参下さい。
お部屋は男女別で相部屋となります。
入浴は近くにある温泉「おんり〜ゆ〜」、夕食は大雄山駅周辺の飲食店を利用されるとよいでしょう。
お風呂、夕食を済ませた後は、夜の静かな本堂での坐禅を体験し、21時には就寝します。
静かな空間で日頃なかなかできない「デジタルデトックス」をするもよし、じっくり読書や、
自主的な坐禅に取り組むのもよし。
ご参加される皆様、それぞれの過ごし方でゆったりとお過ごし下さい。
翌朝は起床後のお勤め、坐禅の後、朝食にお粥が出ます。
【タイムスケジュールの一例】
15時 金剛寺チェックイン※金剛寺までは公共交通機関、車などで各自アクセス
自由時間〜※19時ころまで
・外出
・温泉施設へ行く、夕食をとる
・自主的な坐禅、写経体験希望者はこの時間内で受けることも可能
19時ころまでにお寺に戻る
20時 寝る前の坐禅
21時 就寝
翌日
5時30分 起床
6時 朝のお勤め
6時30分 坐禅
7時 朝ごはん(お粥)
9時 チェックアウト
※チェックアウト後に滝行に参加することもできます
※タイムスケジュールはあくまでも一例です
体験できる内容は変更になる可能性があります
【温泉施設・おんり〜ゆ〜】
http://only-you.sakura.ne.jp/wp/
【大雄山駅(金剛寺最寄り駅)周辺・飲食店】
https://tabelog.com/kanagawa/A1409/A140902/R5706/rstLst/
【金剛寺へのアクセス】
https://www.shoryuzan-kongoji.jp/access/
・東名高速道路「大井松田インター」から車で約25分
・伊豆箱根鉄道 大雄山線 大雄山駅から徒歩約12分
〒250‐0126 神奈川県南足柄市狩野433
TEL 0465‐74‐3516
【宿坊利用料】
志納金5000円
※宿坊利用は2名から受付
※写経希望の方は別途1000円
【宿坊利用のお申込み、お問い合わせ】
お電話、メールにて金剛寺へお申込み、お問い合わせ下さい。
宿坊利用料、体験できる内容は変更になる可能性がございます
詳細は金剛寺様お問い合わせ下さい。

金剛寺では、鎌倉の円覚寺で修行されたご住職に、
坐禅の心得を丁寧にご指導頂けますので、初心者でも安心して行うことができます。
坐禅は結跏趺坐(けっかふざ)と言われるあぐらをかいて座り、両足を太ももにのせて行いますが、
慣れていない人には難しい場合もありますので、片足だけをのせる、通常のあぐら、
または椅子に座った状態で行うこともできます。
宿坊利用での坐禅体験は、ご住職からレクチャーを受けた後、10分×2回坐ります。
坐禅体験後、「更に長い時間座ってみたい」と思った方向けには、
毎週月曜日に行っている「定例坐禅会」もあります。※金剛寺HP参照
【坐禅体験】
志納金 1000円

お経は中国の唐の時代、三蔵法師が唐の都からはるばるインドまで経典を求めて旅をしたことが、
西遊記にも描かれています。唐に戻った三蔵法師は膨大な経典を中国語に翻訳しました。
当時は一字ずつ、紙に書いていたわけです。その後活版印刷にもなります。
金剛寺での写経は、40文字程度の「延命十句観音経」というお経を、
墨を擦るところから始め、一筆一筆、心を込めて書いていきます。
心を込めて書くことで、心が穏やかに静まっていくのを感じることができるでしょう。
書き終わった写経は、境内にある「観音堂」に納めて頂けます。
ご自分の願いごとの成就、ご家族のご健康を祈って書いてみるのもよいですね。
【写経体験】
志納金 1000円

【坐禅/写経体験のお申込み、お問い合わせ】
お電話、メールにて金剛寺へお申込み、お問い合わせ下さい。
夕日の滝は箱根外輪山の中腹、足柄古道の
地蔵堂集落の奥に位置しています。
金太郎の生家跡地、遊び石があり
、夕日の滝の水を使い、金太郎が産湯を浸かったという伝説もあります。
冬季の滝行は想像以上に過酷なものですが、参加された方ほぼ全員が、やってよかったと感想を寄せています。
金剛寺から夕日の滝までは車で20分ほど。
金剛寺での宿坊体験、坐禅、写経体験の前後に、夕日の滝での滝行に参加することもできます。

|